Yuko Higuchi's Magical Colouring Museum / ヒグチユウコ
Yuko Higuchi's Magical Colouring Museum / ヒグチユウコ

¥ 1,800

ポップでキッチュでホラー
想像力直結の妄想世界


Yuko Higuchi's Magical Colouring Museum


英国で出版された
ヒグチユウコの塗り絵本です。

ふたりの姉妹が猫になって
色々な生き物に出会う物語。


可愛さと
シュールさと
グロテスクさが
絶妙なバランスで同居する
まさにワンアンドオンリーな世界観。


毒々しいのに
妙にポップ。

この感覚は
怖いもの見たさの
ホラー映画のよう。


想像と妄想と
狂気とエンターテインメント。

それは
例えば、

解剖
標本
人体模型
人形
人形愛
四谷シモン
澁澤龍彦
蝋人形
江戸川乱歩
夢野久作
博物館
動植物
ボタニカルアート
ヤン・シュヴァンクマイエル
バベルの塔
不思議の国のアリス


どれもこれも
想像力直結の妄想世界。

こんなにもオドロオドロしいものを
飲み込んで消化して最終的にポップに仕上げちゃうヒグチユウコ。

うーん。
最高!



Laurence King
ISBN-9781786270443
24 x 22cm / 98 pages
Softcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Bruno Munari's Zoo / ブルーノ・ムナーリ
Bruno Munari's Zoo / ブルーノ・ムナーリ

¥ 2,800

子どもも大人も大好き、動物園
いくつになっても楽しめる永遠の名作


Bruno Munari's Zoo


美術家であり
グラフィックデザイナーであり、
はたまた、プロダクトデザイナーでもあり、

そしてまた
絵本作家でもあったブルーノ・ムナーリ。


本書はABCブックと並び、初期の傑作絵本のひとつ。
初版はなんと1963年(!)です。

その初版以来、一貫してイタリアの印刷所を指定し
肉厚な高級紙で製本され再版を繰り返す、まさに歴史的一冊。


表紙を開いたとたんに
目の前いっぱいに広がるムナーリの世界。

今回は2匹の蝶々が動物園を案内してくれます。

(内緒の話)
表紙のカバーを外すと破れた金網から忍び込む蝶々が…


「ABCブック」と同じく、いや、それ以上に
大胆な色彩と力強いタッチで描かれる動物たち。

なんだかちょっと
とぼけたような「ヘタウマさ」が最高に魅力的。

そこには、あたたかな眼差しとユーモアがあふれ、
いつしか自然と笑みがこぼれてしまいます。


そして、
ページというフレームを軽やかに超えていくような感覚は
同時に子どもたちの頭の中を解き放っていくようでもあります。


とても60年前の作品とは思えないほど
現代的な感覚を保ち続ける、まさに歴史的名作。

子どもにはもちろんですが、
かといって、
子どもだけに楽しませるにはもったいない一冊です。


シンプルで詩的でシュールな言葉遊びも素敵。


Manufactured in Italy / イタリア製


Chronicle Books
ISBN-9780811848305
30 x 22 cm / 48pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Bruno Munari's ABC / ブルーノ・ムナーリ
Bruno Munari's ABC / ブルーノ・ムナーリ

¥ 2,800

知性とユーモアと愛にあふれた
ABCブックの歴史的名作


Bruno Munari's ABC


美術家であり
グラフィックデザイナーであり、
はたまた、プロダクトデザイナーでもあり、

そしてまた
絵本作家でもあったブルーノ・ムナーリ。


本書は彼が残したABCブックの不朽の名作。
初版はなんと1960年(!)です。

その初版以来、一貫してイタリアの印刷所を指定し
肉厚な高級紙で製本され再版を繰り返す、まさに歴史的一冊。


表紙を開いたとたんに
目の前いっぱいに広がるムナーリの世界。

ページというフレームを軽やかに超えていくような感覚は
同時に子どもたちの頭の中を解き放っていくようです。


緻密に計算された構図や色使い。
そして、大胆なほどの余白の使い方。

非常に洗練されたグラフィックでありながらも
どこかあたたかく、そして、なつかしい。

知性とユーモアにあふれながらも
どこかとぼけた「ヘタウマさ」も魅力。

とても60年前の作品とは思えません。


シンプルで詩的でシュールな言葉遊びも素敵。


Manufactured in Italy / イタリア製


Chronicle Books
ISBN-9780811854634
30 x 23 cm / 48pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Numbers / Paul Thurlby / ポール・サールビ
Numbers / Paul Thurlby / ポール・サールビ

SOLD OUT

¥ 2,800

レトロな色合いと雰囲気は
まるで古ぼけたブリキ看板のよう


Numbers / Paul Thurlby


ポール・サールビは
英国出身のグラフィックデザイナー。

また
ボローニャブックフェアのオペラ・プリマ賞を受賞するなど
絵本作家としても知られています。

本書はサールビによる
なんとも素敵な「数字の絵本」


変幻自在に数字を取り入れたイラストは
とてもモダンでスタイリッシュ。

そこに
英国らしいユーモアをトッピング。


レトロな色合いと雰囲気は
まるで古ぼけたブリキの看板のような
不思議な懐かしさがあります。

一枚一枚切り取って壁に飾りたいくらい
すべての作品がアートとして完成しています。


大判の判型に肉厚の紙質。
そしてなによりVividな発色が素晴らしい!


Hodder Children's Books
ISBN-9781444918755
32 x 25cm / 48pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Dali by Halsman / サルヴァドール・ダリ / フィリップ・ハルスマン
Dali by Halsman / サルヴァドール・ダリ / フィリップ・ハルスマン

¥ 4,800

やっぱり変人変態。
やっぱりシュルレアリスム。


Dali by Halsman


画家 サルヴァドール・ダリ。
写真家 フィリップ・ハルスマン。

ふたりは1941年に出会い、
その後、30年以上にわたり
共に作品の制作に取り組みました。


それだけでなく
ハルスマンはダリのポートレイトを多数撮影します。

誰もが知ってる
「あの写真」「あの顔」

「あのダリ」を撮影したのがこのハルスマンです。


そんなふたりの「出会いから70周年」を記念して
2011年に開催されたのが「DALí by Halsman」


ポートレイトや作品の制作風景など、
ダリが肉体的にもコンセプチュアルにも関与した作品88枚を収録。

これらの作品は
ダリが生涯に渡って大切に保管していた「思い出」でもあり、

また
37年間におよぶ
ふたりのコラボレーションの軌跡でもあります。


大胆さと繊細さ。

ダリが
そのふたつを内包しながら
生き生きと躍動する姿は、

それ自体がすでにアートであり、
どこか喜劇的でもあり、
同時にどことなく悲劇的でもあります。

なんだか
チャップリンを想起するのは僕だけでしょうか。


ポートレイト以外にも
ふたりの共同作業による作品も多数収録。

もちろん
パソコンなどなく、すべてが手作り。

ダリとハルスマンの
湧き出る創造力と想像力により生み出された作品には
アナログで作り上げたからこその迫力に満ちています。


やっぱり変人変態。
やっぱりシュルレアリスム。

この革新性は
今でもまったく古びていません。


d.a.s Editions
ISBN-9788494436963
28 x 23cm / 172pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

The Swinging Sixties : An Iconic Decade in Pictures
The Swinging Sixties : An Iconic Decade in Pictures

¥ 2,800

いつまでも新しく
いつまでも追いつけない未来


The Swinging Sixties : An Iconic Decade in Pictures


1960年代のロンドン。
華やかなりしスウィンギング・ロンドン。


未だに輝きを失わず
素敵な夢を見せてくれる時代。

古い価値観の中を
新しい感性が吹き抜けた時代。

いつまでも新しく
いつまでも追いつけない未来。


60年代のファッションや音楽や生き方は
今でもなお、刺激と興奮と幸福に満ちています。

それはたぶん、
世界と若者たちの表情に
自信と希望とパワーが満ち溢れているからなのでしょう。


本書は
こぶりなサイズながら
たっぷりの写真とちょっとしたテキストで
当時の華やかな空気を存分に味わえるうれしい一冊。

お値段もお手頃。
文句なし!


Ammonite Press
ISBN-9781907708725
16.5 x 16.5cm / 300pages
Softcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Stephen Shore / American Surfaces / スティーブン・ショア
Stephen Shore / American Surfaces / スティーブン・ショア

¥ 13,800

より雑多に、より荒々しく捉えられた
70年代アメリカの見慣れた表層


American Surfaces / Stephen Shore


スティーブン・ショア
当時24歳。

スティーブン・ショアは
1972年から73年にかけて、
小型カメラを抱え、レンタカーを借り、
ただひたすらにアメリカ全土を走る旅へと出かけます。

そこでショアが捉えたのは、
70年代の平凡な日常生活のクロニクル。

つまり「アメリカの見慣れた表層」でした。


「作為がなく撮り手の意思がまるで感じられないスナップを
生み出したいと考えていた」、というショアは、

旅の中で、行った場所、食べたもの、出会った人、などを
ただただ淡々と撮影していきます。

そして、
多くの旅行者がそうするように
フィルムを一般的なコダックで現像したのでした。


その一連のイメージは
確かに、絵葉書のように、無表情です。

「どう見てもらいたいか」ではなく
「どう見えているか」を追求した、
「撮り手の意思がまるで感じられないスナップ」


見る側のイメージを膨らませ、
郷愁や哀愁を呼び起こす。

あたかも自分がその場にいたかのような
写真を通じた生々しい感触。

「本質としてのスナップ写真」と言っても
過言ではないでしょう。


このコンセプトはより磨かれ、
不朽の傑作「Uncommon Places」へと繋がるのです。


その序章となる本作には
より雑多に、より荒々しく捉えられた
70年代アメリカの平凡な日常生活が詰まっています。

本書は多数の未発表作を含んだ改定拡大版。
約350点の作品を収録しています。


それにしても…
食べ物のマズそう感がすごい。


Phaidon Press / Expanded, Revised
ISBN-978-1838660628
22 x 26 cm / 255pages
Hardcover
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Written in the West / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース
Written in the West / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース

¥ 7,800

乾いた空気に包まれた
いやに埃っぽい孤独感


Written in the West / Wim Wenders


ヴィム・ヴェンダースが
映画「パリ、テキサス」の制作と並行して
アメリカ南西部で撮影した作品を収録した一冊。


おそらく、
ヴィム・ヴェンダースの一番有名な写真集でしょう。

少なくとも、僕にとっては一番のお気に入り。


ヴェンダースの切り取るアメリカは

広大で荒涼として
青く澄み渡って
いやに埃っぽい。

なんだか妙に胸が苦しくなって
切ない気持ちになってくる。

不安で心細くて孤独で、
でも、妙に覚醒した変な気分。


あれ?この気持ち。
いつかどこかで感じたことがあるような気がする。

ああ、そうだ。
これは、一人旅のときのあの心のざわめきだ。


このざわめき。この心のゆらめき。

これを忘れそうになった時、
僕はこの写真集を開いてしまうのです。


写真で旅する、というよりも
思わず風景に入り込んで放浪したくなる一冊。

Printed in Italy / イタリア製


Schirmer
ISBN-978-3829607094
26 x 24 cm / 110pages
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / ドイツ語 / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Cape Light / Joel Meyerowitz / ジョエル・マイロウィッツ
Cape Light / Joel Meyerowitz / ジョエル・マイロウィッツ

SOLD OUT

¥ 8,800

物悲しくて物憂げな
夏の終わり


Cape Light / Joel Meyerowitz


ジョエル・マイロウィッツの1stにして傑作。

彼が、静かに穏やかに切り取ったケープコッドの風景は
なぜこんなにも僕の(そしてあなたの)胸を締め付けるのでしょう。

どんよりと、曇り空が憂鬱で
物悲しくて物憂げで、なんだか心細い。

この感覚。
夏の終わりのような、あの気持ち。

初版は1979年。
およそ50年前の作品とは思えないほど鮮やかに
今でも僕たちの心の中を吹き抜けていきます。


Printed in Italy / イタリア製


aperture
ISBN-978-1597113397
25 x 30cm / 112 pages
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

【古本 / Used】American Musicians / Lee Friedlander / リー・フリードランダー
【古本 / Used】American Musicians / Lee Friedlander / リー・フリードランダー

¥ 13,800

Black Lives Matter.
Black Music is also Matter.


American Musicians / Lee Friedlander


リー・フリードランダーは
1950年代から70年代にかけて
アトランティック・レコードの専属フォトグラファーでした。

アレサ・フランクリン
レイ・チャールズ
フランク・シナトラ
マイルス・デイヴィス
ジョン・コルトレーン
アート・ブレイキー
サラ・ヴォーン
エラ・フィッツジェラルド
ビリー・ホリデイ

列挙しているだけで鳥肌が立つ。
まさにアメリカ音楽黄金時代。


フリードランダーはその真っ只中で
彼らのポートレイトやライブ写真、
リハーサル風景やアルバムジャケットなどで
多くの傑作を生み出します。

本書はそんな
約20年にわたる膨大な作品の中から
およそ500枚を収めたフルボリュームな一冊。


フリードランダーならではの
コミカルでキャッチーな視線は、
伝説のミュージシャンたちに
独特な親近感を与えているようです。

とはいえ、
風景写真やストリート写真、ポートレイトなどの
他のフリードランダー作品と比べると、
ほとんどがカラーであることなども含め、
やはり少し、異質な感触。

なれど、
これはもう
フリードランダー個人のものというより、
音楽史に残すべき傑作。


アメリカ音楽の、
というより、黒人音楽の、
というより、黒人の闘争の歴史でもある。

Black Lives Matter.
Black Music is also Matter.


文句なし。


Distributed Art Pub Inc
ISBN-978-1564660565
25 x 27 cm / 295pages
Hardcover
Condition / Used

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- Used / 古本です
- 相応の使用感はありますが、目立ったダメージなどはありません

Vivian Maier / Street Photographer / ヴィヴィアン・マイヤー
Vivian Maier / Street Photographer / ヴィヴィアン・マイヤー

SOLD OUT

¥ 8,800

自由気ままで奔放で
おちゃめでコミカルな世界観


Street Photographer / Vivian Maier


ヴィヴィアン・マイヤーは
1926年ニューヨーク生まれ。

シカゴで40年間乳母をしながら
趣味で写真を撮り続けていました。

「写真を撮る」ことが「依存症」のようになっていた彼女、
残したネガの数は、およそ15万枚とも言われています。

にも関わらず、
生前には作品を一切公表しなかったため、
まったく無名の存在でした。

しかし、
2007年に偶然、
その大量のネガが発見されたことにより
突如ヴィヴィアン・マイヤーの名は世界を席巻したのです。


本書はそんな彼女の
ストリートスナップを集めたBest of的内容で
マイヤーが気になったらまずはコレ、な一冊。


ヴィヴィアン・マイヤーの写真には
いい意味であまりスタイルが感じられません。

もともと、
公表する気も、他人に見せる気もないのだから
当然といえば当然ですが…


自由気ままで奔放で
ある意味、散漫とも雑多とも感じられます。

しかし、その自由奔放さが
雑多さ故の不思議な躍動感を生んでいます。

また、どこかお茶目で、
どこかコミカルな世界観も独特で、
これもまた、マイヤーの特徴的な部分だと思います。


マイヤーはセルフポートレイトも多数残しているのですが
そこに映る彼女はとても寡黙で気難しそうな印象です。
(実際、気難しい性格だったようです…)

それなのに、
彼女がカメラを通して切り取る世界は
とても生き生きと輝いています。

まるで子供の目線のように。

素直にまっすぐに正直に見つめた世界は
信じられないほどにキラキラと輝いています。

そのためか、
ページをめくる度に
心がポジティブな気分に満たされていくのが分かります。

世界はこんなにも素敵な一瞬で溢れているんだなぁ、なんて、

そんな当たり前で大切なことに
改めて気付かされるような一冊。

50年代60年代の街並みも素敵。


powerHouse Books
ISBN-13-978-1576875773
26 x 28 cm / 135pages
Hardcover
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Good Days Quiet / Robert Frank / ロバート・フランク
Good Days Quiet / Robert Frank / ロバート・フランク

¥ 6,800

この静謐な世界の前では
言葉は無力


Good Days Quiet / Robert Frank


2019年9月に逝去した
写真界の巨匠にして至宝、ロバート・フランク。

本書は
フランク自身により手掛けられた写真集としては最後となった作品。


妻のジューン・リーフと共に
何十年もの間、繰り返し夏を過ごした
カナダの木造家屋での日常を捉えた一冊。


表紙を開き、
最初のページを目にした瞬間に引き込まれる
強烈で圧倒的な世界観。

まるで突然、
映画の中に放り込まれたかのような感覚に陥ります。

さざ波や風のそよめきまでも聞こえてきそうなリアリティ。


言葉を必要としない、
とてもとても静謐でおだやかな世界。

多くを語るのは野暮というもの。


Steidlならではの上質な紙にインクの匂い、
丁寧な装丁もまさに芸術的。

素晴らしい。

Printed in Germany by Steidl / ドイツ製


Steidl
ISBN-13:-978-3958295506
20 x 25 cm
Softcover /
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Berenice Abbott / Berenice Abbott / ベレニス・アボット
Berenice Abbott / Berenice Abbott / ベレニス・アボット

¥ 5,800

都会のノイズさえ聞こえてきそうな躍動感
まさにBest of Abbottな一冊


Berenice Abbott / Berenice Abbott


ベレニス・アボットは1898年生まれ。
1923年にパリに渡り、マン・レイのアシスタントとなります。

その後
大恐慌時代のアメリカへ帰国。

政府の失業対策プログラムの一環で
「変わりゆくニューヨーク」を写真に残すことに従事。

そして
これがアボットの代表作となります。


変貌していく街並みを
淡々と、クールに、無表情に切り取ったかのような
一見なんの変哲もなさそうに見える写真。

しかし
アボットの写真には不思議な躍動感があります。

都会のノイズやざわめきすら聞こえてきそうな距離感。
まるでそこに立っているかのようなリアリティがあります。


本書は
2012年にパリのジュードポーム国立美術館で開催された展覧会に
合わせて出版された、まさにBest of Abbottな一冊。

ニューヨークシリーズはもちろん
ポートレイトや後年の科学実験写真まで幅広く収録しています。


それにしても
後年の科学写真にまで感じられるこの臨場感は
なんなのでしょう?

「今、この瞬間に、ここ、で起きていること」
を愚直なまでに切り取ろうとした結果なのでしょうか?

写真が
「時間を切り取る芸術」であることを
改めて教えてくれる写真家のひとりです。


Hazan
ISBN-9780300182002
27.5 x 22 cm / 222pages
Softcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Toutes belles / Willly Ronis / ウィリー・ロニ
Toutes belles / Willly Ronis / ウィリー・ロニ

¥ 5,800

「すべてが美しい」
いつだって幸せになれるEvergreenな一冊


Toutes belles / Willly Ronis


フランスを代表する写真家のひとり、
ウィリー・ロニ。

とはいえ、
彼の名前を知らない人も多いはず。

なんて、
偉そうなことを書いている僕も
ロニを知ったのは結構あとのことだったりします。


不思議なほどに
日本での知名度がいまいちなロニですが、

本国フランスでは
ブレッソンやドアノーと並び評価されているほどの写真家です。


本書はそんなロニの作品集で、
少女から女性、そして老婆まで、と、
一冊通して女性の「美しさ」を謳った写真集。


ロニの作風は
非常に伝統的で実直な印象です。

同世代であり友人でもあった
ドアノーのスナップ的な手法と比較すると、
若干、古臭く感じられるかもしれません。

が、
構図や全体のバランスの絶妙さ、そして、
光と影が生み出す陽だまりのような心地よさは絶品です。

なんだか
自然と顔がほころんできちゃう感じ。
いつだって幸せになれちゃうこの感じ。

まさにEvergreen.
色褪せることのないポジティブの連鎖。

写真っていいなぁ、なんて
改めて感じさせてくれる写真家ですね。


ちなみにタイトルの「Toutes belles」は
「すべてが美しい」という意味。

粋だね。


※テキストはフランス語です


hoebeck
ISBN-9782905292490
32 x 23 cm / 92pages
Hardcover
Condition: New
French Edition

- 洋書です
- テキスト / フランス語
- ハードカバー

- 新品です

Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson / ポール・ストランド / アンリ・カルティエ・ブレッソン
Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson / ポール・ストランド / アンリ・カルティエ・ブレッソン

¥ 4,900

ひとりひとりにとって世界は違う
そんな当たり前で大切なこと


Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson


ポール・ストランドと
アンリ・カルティエ・ブレッソン。

いずれも20世紀を代表する写真家です。

実はこのふたり、偶然にも
ほぼ同じ時期にメキシコを訪れていたのです。

ストランドは32年から33年にかけて。
ブレッソンは34年です。


その時のふたりの作品を並列した展覧会が開催され
本書はそのカタログとして出版されたもの。

偉大な写真家の目線を同時に疑似体験できる
なんとも贅沢な一冊となっています。


まずは、
「対象への敬意」を美学とするストランド。

彼のポートレイトからは
その真摯でまっすぐな眼差しから生まれる
独特の深みと奥行きが感じられます。

そして
ぬくもりと生命感までも。

その圧倒的なリアリティを前に
心の中で対話が始まりそうです。


またランドスケープは
夢の中で見た景色のように神秘的。
神々しくさえあります。


何気ない風景や景色の中から
「世界」を見つけ出すその視線。

その鋭さと深みと正直さは
まさに「敬意」からこそ生まれるのでしょう。


一方、
日常からアートを生み出すことにかけては
天才的なひらめきを持つブレッソン。


画家のような視線で切り取る瞬間は
完璧にして絶妙。

そのなんとも愛らしくも魅力的な構図は
無駄がなくソリッドで、なのに、優美で繊細で純粋です。

一瞬にして世界をアートに捉えてしまうそのひらめきには
もう驚きを通り越してフェイクのようです。


自分を取り巻く世界に魅了され続け、
ユーモラスで機知に富んだ目線で切り取る決定的瞬間。

ああ
世の中ってこんなにも美しくて素晴らしいんだ。

ブレッソンの作品を観るたびに
心の扉が開いていくようです。


そんなふたりの
濃厚な世界観をぎゅっと凝縮した一冊。

見方によってこんなにも世界は変わるんだ。
そんな大切なことを教えてくれるようです。


Steidl
ISBN-978-3869304229
18 x 24cm 175pages
Text : French
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / フランス語
- ハードカバー

- 新品です

- 表紙の色合いに個体差があります(写真参照)
- 注文時に在庫のあるものから出荷します
- そのため、お客様の方で色を選択することはできません
- ご了承をお願いします

Scrapbook / Henri Cartier-Bresson / アンリ・カルティエ・ブレッソン
Scrapbook / Henri Cartier-Bresson / アンリ・カルティエ・ブレッソン

¥ 8,800

初期ベスト的に楽しめる
貴重なヴィンテージプリント


Scrapbook / Henri Cartier-Bresson


20世紀最大の写真家、
アンリ・カルティエ・ブレッソン。

第2次世界大戦中の1940年、
フランス軍に帯同していた彼は
ドイツ軍の捕虜となってしまいます。

が、なんと、果敢にも脱走を試み、
2度の失敗にもめげず、3回目にはまんまと成功し生還…

するのですが、

世間的には「ブレッソンは戦死した」との噂が広がっていて
その噂を聞きつけたニューヨーク近代美術館では
独自に追悼の展覧会を企画していたのでした。


そんな中、
ひょっこりと姿を現したブレッソン。
MOMAの回顧展の企画を知って大喜び(かわいい)

それまでの自身の全作品を見直し、
展覧会を自分で主催することに決めるのです。


そして、1946年、
スーツケースに300枚の写真を詰め込んで
いそいそとニューヨークを訪れたブレッソン。

その場でスクラップブックを購入し
作品を糊付けし、MOMAのキュレーターに手渡します。

本書はまさに
そのスクラップブックの復刻版です。


ブレッソンが自ら編集し手作業で作り上げた、
というだけでも貴重な一冊ですが、

30年代から40年代の初期作品で構成されている点も
見逃せません。


「決定的瞬間」の出版が52年ですから
ここにはその前の彼の目線が収められていることになります。

さらに興味深いのは
彼が自分の作品を「どう見せたい」と考えていたのか、
その思考が形になっていることです。

ブレッソンには世界がどう見えていて、
それをどうやって伝えたいと思っていたのか…


なんて、

そんな小難しいこと考えなくても
単なる「初期ベスト」として楽しむのも大いにアリ、な

楽しくも奥深い一冊。

ドイツ製 / Printed in Germany


Thames & Hudson
ISBN-9780500543337
33 x 28 cm 262pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander / リー・フリードランダー
Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander / リー・フリードランダー

¥ 3,800

華やかなお祭り騒ぎ
素顔の公民権運動


Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander


1950年代から60年代にかけては
Black Peopleによる公民権運動がとても活発だった時代でした。

そのピークは63年8月のワシントン大行進でしょう。
キング牧師の「I have a dream」であまりにも有名です。


そんな公民権運動のわりと初期にあたる1957年5月17日、
同じくワシントンで「自由のための祈りの巡礼」という
大規模な集会が開催されました。

キング牧師はもちろん、多くの思想家や指導者を始め、
マヘリア・ジャクソンやハリー・ベラフォンテなどのアーティストに
Black , White関係なく老若男女が集まりその数なんと約25000人!

この集会がキング牧師の地位を確固たるものにした、
とも言われているようです。


実はここに
一人の若き写真家が紛れ込んでいました。

彼の名はリー・フリードランダー。

まだ24歳の駆け出しだった彼は
幸運にもこの集会を撮影する機会を与えられたのです。


若きフリードランダーが切り取る参加者たちは
みな希望に満ち、誇り高く、生き生きと輝き、
そして、静かに興奮しています。

時代が大きく動いているこの瞬間に
その場に立ち会えることを楽しんでいるようにも見えます。

また、みんながみんなお洒落に着飾り、
なんとも華やかな雰囲気です。

かなり平和的な活動だったことが分かります。


さて、フリードランダーの写真ですが
後の作品と比較すると、そのスタイルはまったく違います。

が、
その好奇心丸出しといってもいいような
いたずら小僧のような茶目っ気のある視線は健在です。 

群衆の熱狂の中を、カメラを担いで
ちょこまかと動き回っている姿が想像できるようです。

そんな
初々しさとユーモラスな視点が、
シリアスな面ばかりで語られがちな公民権運動を
少し違った側面から覗かせてくれます。


リー・フリードランダーの貴重な初期作品としても
歴史的瞬間の疑似体験資料としても価値ある一冊。

Black Peopleの歴史や文化に興味のある方なら
さらに興味深く楽しめる内容です。

あ、ちなみに
キング牧師はあまり写ってませんのでご注意を。


Eakins Press
ISBN-9780871300713
22 x 24cm 88pages
Hardcover
Condition: New

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Dressing Up / Fashion Week NYC / Lee Friedlander / リー・フリードランダー
Dressing Up / Fashion Week NYC / Lee Friedlander / リー・フリードランダー

¥ 4,800

ファッションは
表も裏もおもしろい


Dressing Up / Fashion Week NYC / Lee Friedlander


「とにかく写真を撮ることが楽しくて
どうにもこうにもやめられないんだ」

といった感じで写真集を量産してくる写真家、
リー・フリードランダー。


本書は
ニューヨーク・タイムズから依頼され
2006年のニューヨークファッションウィークの舞台裏を撮影したもの。


華やかなランウェイの裏側は
想像を遥かにこえるカオスっぷり。

フレーム内の情報の多さもすごい。
見ているだけで気持ちが追い立てられていくようです。


そんな中でも「我関せず」と涼しい顔をして
お人形のようにツンと佇むモデルさんの胆力たるや。

撮影のための準備をさらに撮影されながら(!)も
静かに本を読んでいる姿は印象的です。


雑多にパシャパシャしているだけのようで
しっかりと計算された構図もさすがのフリードランダー。

なんだけど、そんなことは感じさせずに
分かりやすくて気軽に楽しめるのが彼のいいところ。


ファッション好きにももちろん、
ファッション関係のお仕事に興味のある方にもおすすめの大判写真集。

ファッションは
表も裏もおもしろい。


アメリカ製 / Printed in USA


Yale University Press
ISBN-9780300179859
34 x 29cm 80pages
Hardcover
Condition: New

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Reading Andy Warhol /  Andy Warhol / アンディ・ウォーホル
Reading Andy Warhol / Andy Warhol / アンディ・ウォーホル

¥ 6,800

ウォーホル好きにはもちろん
アートブック好きにも最高の一冊


Reading Andy Warhol / Andy Warhol


アンディ・ウォーホルは
イラストレーターの仕事をしていた初期の頃から

小説の挿絵やカバーデザインなどはもちろん
友人の詩集などをデザインしたり
プレゼント用に自ら本を手作りしたり、と

「本」とは深い関わりを持っていました。

また
ポップアーティストとしての地位を確立してから後も
引き続きカバーデザインやアートブックを手掛けたり
はたまたオリジナルの雑誌を出版したり、と、

生涯に渡って
「本」に深い愛情を注ぎ続けたアーティストでした。


本書はそんなウォーホルの
作家、イラストレーター、
そして、編集者としての側面に焦点を当てた
ありそうでなかった一冊。


そして、
中身がこれがまた最高。

ある意味、
ウォーホルのポップアート作品よりも好きかも。


やさしく繊細でやわらかく
優美で無邪気でユーモアに富み
そして、ポップでキッチュ。


少なくとも僕にとっては
彼の完成された作品よりも

より彼の内面に触れられる気がして
よりアーティスティックに響いてきます。


なによりも
彼の「本」に対する愛情、そして
「本」を通して伝わってくる温かいもの、が
溢れんばかりに溢れまくっています。


ウォーホル好きにはもちろんですが
アートブック好きにもたまらない一冊です。


ドイツ製 / Printed in Germany


Hatje Cantz
ISBN-9783775737074
30 x 22cm / 304pages
Hardcover
Condition: New

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Fast Nacht / Axel Hoedt / アクセル・ホーデ / Dusk
Fast Nacht / Axel Hoedt / アクセル・ホーデ / Dusk

¥ 3,800

誰もが一度は感じたことがある
じわじわくる黄昏時のあの恐怖


Fast Nacht(Dusk) / Axel Hoedt


ドイツの写真家アクセル・ホーデ。

ホーデは各地のカーニバルを追い求め、
伝統的な土着衣装を纏った人々を
様々なシチュエーションで撮影していきます。

「Once a Year」に続くシリーズ2作目。


前作ではドイツの南西部の田舎町が中心でしたが、
本書ではオーストリアとスイスにまで拡大しています。

全編を覆う禍々しい世界観が独特で
なんとも中毒性のある一冊。


オドロオドロしくて
不気味で黒くて毒々しい。

かと思えば
妙にポップで滑稽だったり…と

あれ?
この感じ
いつかどこかで見たような…



シャルル・フレジェの「Yokai no Shima」、だ。


ただ
フレジェの方は「ヨーカイ」というわりには
ポップで滑稽な面にスポットが当たっている感じですが

ホーデはより、魔物とか恐怖のイメージが強く、
全体に禍々しく黒っぽい印象です。


本書はドイツ版ですが
英語版のタイトルは「Dusk(夕暮れ)」


うーん。確かに。
この世界は黄昏時の恐怖を想起させます。


子供の頃、
どんどん暗くなっていく中を
ひとりぽっちでトボトボと歩いていたあのとき…

あのときの心細さと恐ろしさ。
そんな恐怖がじわじわきます。


Printed in Germany by Steidl / ドイツ製


Steidl
ISBN-9783869308395
22 x 19cm 96pages
Hardcover
Condition / New

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- 「Once a Year」は現在当店では品切れ中です

Sofort Bilder / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース
Sofort Bilder / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース

¥ 5,800

写真で旅する「人生のロードトリップ」


Sofort Bilder / Wim Wenders


旅する映画監督、
ヴィム・ヴェンダース。

彼のポラロイド作品のみを展示した展覧会がヨーロッパで開催され、
そのカタログとして出版されたのが本書「Sofort Bilder」


おそらく、
ヴィム・ヴェンダースのポラロイド写真が
一冊にまとめられたのは初めてではないでしょうか?

ポラロイド独特の質感のためか、
はたまた、被写体の「生活感」のためか、
非常に生々しく、体温を感じる作品が最高です。

「Written in the West」などの乾いた質感とは違う、
ヴィム・ヴェンダースのアナザーサイドを覗いた気分。


1970年代から現在までの作品で構成された、
言わば「写真のノート」のようなもの。

これは彼の
「日常の記録」であり「旅の記録」であり、
また「記憶の記録」でもあり、
つまりは「人生の記録」なのでしょう。

非常にパーソナルでプライベートな感触です。
まさに「人生のロードトリップ」


ヴィム・ヴェンダースの頭の中を、記憶の中を彷徨い、
彼の人生を疑似体験しているような不思議な気分。


詩やエッセイのような
短い文章も添えられているためか
散文的でもあり、壮大な私小説のようでもあります。

そのためか、
写真から浮かび上がる物語が
イメージや言葉となって僕たちの心に残ります。


ヴィム・ヴェンダース自身が
「とても大切にしてきた」と言うだけあって

見れば見るほどに味わい深く、濃厚で濃密。
読後には心地よい余韻を残します。


人生の旅を写真で綴った最高の一冊。
ヴィム・ヴェンダースの写真集で一番好きかもしれない。



Schirmer Mosel
ISBN-9783829608169
30 x 25 cm 320 pages
Hardcover
Condition: New
Text: German

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Stranger Passing / Joel Sternfeld / ジョエル・スタンフェルド
Stranger Passing / Joel Sternfeld / ジョエル・スタンフェルド

¥ 10,500

不思議で不気味で
シュールでリアル


Stranger Passing / Joel Sternfeld


2001年、
サンフランシスコ現代美術館で開催された
ジョエル・スタンフェルドの展覧会に合わせて制作された写真集の復刻版。

およそ15年以上にわたり
アメリカ全土を旅する中で出会った人々のポートレイトを収録した一冊。


スタンフェルドの処女作であり名作「American Prospects」と
対をなす作品集でもあります。

ですが
個人的には「American ~」よりも
こっちの方が好きです。

妄想が、より、膨らむのです。



1978年、
スタンフェルドは旅に出ることを決心します。

あのロバート・フランクのように
アメリカ全土を旅する中で「アメリカを捉えよう」と。

しかし
彼のヴィジョンはまったく独特でした。


旅する中で出会った
普通すぎるほど普通な人たちの普通の風景。

なのに、
そこには見るものを不安で
どことなく落ち着かない気分にさせる
独特のシュールさとある種の残酷さがあります。

なのに
そこには同時に
素朴な安心感とやさしくやわらかなリアルさもあります。


この相反するようなふたつの要素が生み出す
妙に説得力のあるストーリー性がクセになるのです。


ディテールまでリアリティがありながらも
どこか平坦にも感じる色彩。

そして
妙にドラマティックに完成された構図。

これらが作用しあって
独特の奥行きと現実味を生み出しています。


あたかも
自分がその風景の中に溶け込むような感覚。
その場の空気すら感じられそうなほどのリアリティ。

実際に写真の人物と対面しているのは自分であり、
ついさっき会話を交わしたのも自分…

そんな錯覚にも襲われます。


不思議で不気味で
シュールでリアル。

デビッド・リンチやシュルレアリスムなどにも通じる世界観、
といったら通じるでしょうか?


「Stranger Passing」
流れ者、よそ者、通りすがり。

Strangerとは彼らなのか?
それとも自分?

自分が彼らを見ているように
彼らも自分を見ているのでしょうか?

普通すぎるほど普通なのに
不思議で不気味でシュールでリアルな存在として…

ということは
自分は自分が思っているほど普通ではないのかもしれません。

というか、
「普通」とはなんでしょう?

正常とは?
不気味とは?
ストレンジャーとは?


見れば見るほど不思議な感覚に陥っていく、
どこまでも奥行きのある一冊です。


Steidl
ISBN-978-3869304991
35 x 30 cm
Hardcover

- 洋書です
- テキスト / 英語
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Uncommon Places / Stephen Shore / スティーブン・ショア
Uncommon Places / Stephen Shore / スティーブン・ショア

¥ 13,800

忘れ去られたアメリカの素顔を探して


Uncommon Places / Stephen Shore


さてみなさん、
ロードトリップは好きですか?

僕は大好きです。

大好きですが、
実際に行動するのは億劫なので
もっぱらバーチャルで欲望を満たすインドアな日々です。


そんな僕にとって最高の一冊。
極上のロードトリップが味わえる珠玉の写真集。

「Uncommon Places」

1982年に発売された
スティーブン・ショアの代表作にして名作です。



1970年代、20代のショアが
アメリカ各地を旅した時の作品をまとめたもの。

なので、発売は82年ですが
写真はすべて70年代のものです。


この70年代というのがまた絶妙で、
一冊を通して流れるのんびりとした空気感が最高です。

60年代や80年代では
この雰囲気は出なかったんじゃないかなーと思います。



Uncommon Places=特別な場所、
とはいうものの、

そこには特別なものなど何もなく、
ただただ「普通の光景」が広がっています。


なんというか、本当に「普通」

のっぺりと無表情に
「ただそこにあるだけ」の風景。

ありふれた光景、普通の場所、日常の風景。


誰の目にも写っていながら
誰の記憶にも残っていないような。

誰もが忘れていて
誰もが見落としているような。


アメリカの原風景、というか
「忘れ去られたアメリカの素顔」のようにも見えてきます。



ありふれた場所こそ、Uncommon Places
これはどういう意味なのでしょう?

でも、たしかに、
フト目にした何気ない風景に心を動かされることって
ありますよね。


探すと見つからないんだけど、
変な拍子に突然見つかるような。

そんな
忘れ物のような風景。
フト見せる素顔のような光景。


特別なものは何も特別ではなく
日常の中にこそ非日常が潜んでいる

と、
僕は勝手に解釈しています。




でも、だとすると、
「旅」ってなんなんでしょうね?


日常を離れてまた日常を覗きに行く…
そんな矛盾した行為が旅なのかもしれません。


日常の中で見えなくなってしまった
忘れ物を探しに行く、

とか言ったら
かっこつけすぎですかね。


Thames & Hudson Ltd / Revised and expanded版
ISBN - 978-0500544457
33.5 x 2.5 x 27 cm
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / 英語
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William Eggleston / William Eggleston's Guide / ウィリアム・エグルストン
William Eggleston / William Eggleston's Guide / ウィリアム・エグルストン

¥ 6,900

行ったことも見たこともないのに
なぜか懐かしい原風景


William Eggleston / William Eggleston's Guide


【まずはブログを読んでください】
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/10/11/125515



ウィリアム・エグルストン。
カラー写真のパイオニアとしてあまりにも有名ですね。


1976年、当時ほとんど無名だったにも関わらず、
MoMAにて「史上初の」「カラー写真による展覧会」を開催。

「白黒写真こそ芸術」という古くも強い固定観念があった時代に
「カラー写真」は様々な論争を巻き起こします。


が、しかし、
その後「カラー写真」は
「ニューカラー」という大きなムーブメントを引き起こしていきます。

おそらく、ですが
徐々に徐々に、若者たちの支持を集めていったんじゃないかなー、と思います。

なんだかロックが市民権を得ていく過程と似ていますね。


その「ニューカラー」のきっかけともなったのが
同じく76年に出版された本書「William Eggleston's Guide」

まさに
写真界に「狼煙を上げた一冊」と言ってもいいでしょう。


Museum of Modern Ar
Text : English
ISBN-978-0870703782
24 x 23.5 cm
Hardcover
Condition : New

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