2019/10/17 13:15



ウィットとユーモアにあふれながらも
ほんのりと哀愁漂う絶品の人間讃歌





人生の喜怒哀楽を切り取るスペシャリスト
エリオット・アーウィット。


彼の作品は、圧倒的に「喜び」と「楽しみ」が多く
その中にほんのりと哀愁を漂わせるところが最高です。


そんなアーウィットの都市三部作
「New York」「Paris」「Rome」

その中から
今回は僕の大好きな「New York」をご紹介。







エリオット・アーウィットはパリ生まれのアメリカ育ち。
マグナム所属のフォトジャーナリストです。

ですが、
そのフォトジャーナリズムにパーソナルな視点を持ち込んだ
「マグナム第2世代」としても知られています。


つまり、彼の目線は
客観的ではなく、あくまでも主観的なのです。

「個人的」と言った方がしっくりきますね。







アーウィットはその優しく、また鋭い目線で
街行く人々の日常や素顔を切り取っていきます。

その写真は、ウィットとユーモアにあふれ
日常の一瞬の出来事を、なんともドラマチックに演出しています。


まるで映画や舞台のワンシーンのようでありながらも
そこにはほんのりと哀愁が漂い、

それがなんとも人間味にあふれ
撮されている世界がグッと身近で親しみを持って迫ってきます。


この独特の「親しみやすさ」と「距離感の近さ」が
エリオット・アーウィット最大の魅力だと思います。







街とは、まさに喜怒哀楽の集合体。
アーウィットにとっては最高の舞台なのでしょう。


人生とは、おもしろうてやがてかなしき物語。

日本人だろうが
ニューヨーカーだろうが、同じです。


名手エリオット・アーウィットによる
絶品の人間讃歌。

さ、街に出て、
人々の喜怒哀楽に揉まれましょうか。



Elliott Erwitt / Elliott Erwitt's New York / 9900円
- 新品です
- イタリア製

↑ 商品ページはコチラ ↑