Travel with Photos / 旅

Stephen Shore / American Surfaces / スティーブン・ショア
Stephen Shore / American Surfaces / スティーブン・ショア

¥ 13,800

より雑多に、より荒々しく捉えられた
70年代アメリカの見慣れた表層


American Surfaces / Stephen Shore


スティーブン・ショア
当時24歳。

スティーブン・ショアは
1972年から73年にかけて、
小型カメラを抱え、レンタカーを借り、
ただひたすらにアメリカ全土を走る旅へと出かけます。

そこでショアが捉えたのは、
70年代の平凡な日常生活のクロニクル。

つまり「アメリカの見慣れた表層」でした。


「作為がなく撮り手の意思がまるで感じられないスナップを
生み出したいと考えていた」、というショアは、

旅の中で、行った場所、食べたもの、出会った人、などを
ただただ淡々と撮影していきます。

そして、
多くの旅行者がそうするように
フィルムを一般的なコダックで現像したのでした。


その一連のイメージは
確かに、絵葉書のように、無表情です。

「どう見てもらいたいか」ではなく
「どう見えているか」を追求した、
「撮り手の意思がまるで感じられないスナップ」


見る側のイメージを膨らませ、
郷愁や哀愁を呼び起こす。

あたかも自分がその場にいたかのような
写真を通じた生々しい感触。

「本質としてのスナップ写真」と言っても
過言ではないでしょう。


このコンセプトはより磨かれ、
不朽の傑作「Uncommon Places」へと繋がるのです。


その序章となる本作には
より雑多に、より荒々しく捉えられた
70年代アメリカの平凡な日常生活が詰まっています。

本書は多数の未発表作を含んだ改定拡大版。
約350点の作品を収録しています。


それにしても…
食べ物のマズそう感がすごい。


Phaidon Press / Expanded, Revised
ISBN-978-1838660628
22 x 26 cm / 255pages
Hardcover
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Written in the West / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース
Written in the West / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース

¥ 7,800

乾いた空気に包まれた
いやに埃っぽい孤独感


Written in the West / Wim Wenders


ヴィム・ヴェンダースが
映画「パリ、テキサス」の制作と並行して
アメリカ南西部で撮影した作品を収録した一冊。


おそらく、
ヴィム・ヴェンダースの一番有名な写真集でしょう。

少なくとも、僕にとっては一番のお気に入り。


ヴェンダースの切り取るアメリカは

広大で荒涼として
青く澄み渡って
いやに埃っぽい。

なんだか妙に胸が苦しくなって
切ない気持ちになってくる。

不安で心細くて孤独で、
でも、妙に覚醒した変な気分。


あれ?この気持ち。
いつかどこかで感じたことがあるような気がする。

ああ、そうだ。
これは、一人旅のときのあの心のざわめきだ。


このざわめき。この心のゆらめき。

これを忘れそうになった時、
僕はこの写真集を開いてしまうのです。


写真で旅する、というよりも
思わず風景に入り込んで放浪したくなる一冊。

Printed in Italy / イタリア製


Schirmer
ISBN-978-3829607094
26 x 24 cm / 110pages
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / ドイツ語 / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Cape Light / Joel Meyerowitz / ジョエル・マイロウィッツ
Cape Light / Joel Meyerowitz / ジョエル・マイロウィッツ

SOLD OUT

¥ 8,800

物悲しくて物憂げな
夏の終わり


Cape Light / Joel Meyerowitz


ジョエル・マイロウィッツの1stにして傑作。

彼が、静かに穏やかに切り取ったケープコッドの風景は
なぜこんなにも僕の(そしてあなたの)胸を締め付けるのでしょう。

どんよりと、曇り空が憂鬱で
物悲しくて物憂げで、なんだか心細い。

この感覚。
夏の終わりのような、あの気持ち。

初版は1979年。
およそ50年前の作品とは思えないほど鮮やかに
今でも僕たちの心の中を吹き抜けていきます。


Printed in Italy / イタリア製


aperture
ISBN-978-1597113397
25 x 30cm / 112 pages
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Vivian Maier / Street Photographer / ヴィヴィアン・マイヤー
Vivian Maier / Street Photographer / ヴィヴィアン・マイヤー

SOLD OUT

¥ 8,800

自由気ままで奔放で
おちゃめでコミカルな世界観


Street Photographer / Vivian Maier


ヴィヴィアン・マイヤーは
1926年ニューヨーク生まれ。

シカゴで40年間乳母をしながら
趣味で写真を撮り続けていました。

「写真を撮る」ことが「依存症」のようになっていた彼女、
残したネガの数は、およそ15万枚とも言われています。

にも関わらず、
生前には作品を一切公表しなかったため、
まったく無名の存在でした。

しかし、
2007年に偶然、
その大量のネガが発見されたことにより
突如ヴィヴィアン・マイヤーの名は世界を席巻したのです。


本書はそんな彼女の
ストリートスナップを集めたBest of的内容で
マイヤーが気になったらまずはコレ、な一冊。


ヴィヴィアン・マイヤーの写真には
いい意味であまりスタイルが感じられません。

もともと、
公表する気も、他人に見せる気もないのだから
当然といえば当然ですが…


自由気ままで奔放で
ある意味、散漫とも雑多とも感じられます。

しかし、その自由奔放さが
雑多さ故の不思議な躍動感を生んでいます。

また、どこかお茶目で、
どこかコミカルな世界観も独特で、
これもまた、マイヤーの特徴的な部分だと思います。


マイヤーはセルフポートレイトも多数残しているのですが
そこに映る彼女はとても寡黙で気難しそうな印象です。
(実際、気難しい性格だったようです…)

それなのに、
彼女がカメラを通して切り取る世界は
とても生き生きと輝いています。

まるで子供の目線のように。

素直にまっすぐに正直に見つめた世界は
信じられないほどにキラキラと輝いています。

そのためか、
ページをめくる度に
心がポジティブな気分に満たされていくのが分かります。

世界はこんなにも素敵な一瞬で溢れているんだなぁ、なんて、

そんな当たり前で大切なことに
改めて気付かされるような一冊。

50年代60年代の街並みも素敵。


powerHouse Books
ISBN-13-978-1576875773
26 x 28 cm / 135pages
Hardcover
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Good Days Quiet / Robert Frank / ロバート・フランク
Good Days Quiet / Robert Frank / ロバート・フランク

¥ 6,800

この静謐な世界の前では
言葉は無力


Good Days Quiet / Robert Frank


2019年9月に逝去した
写真界の巨匠にして至宝、ロバート・フランク。

本書は
フランク自身により手掛けられた写真集としては最後となった作品。


妻のジューン・リーフと共に
何十年もの間、繰り返し夏を過ごした
カナダの木造家屋での日常を捉えた一冊。


表紙を開き、
最初のページを目にした瞬間に引き込まれる
強烈で圧倒的な世界観。

まるで突然、
映画の中に放り込まれたかのような感覚に陥ります。

さざ波や風のそよめきまでも聞こえてきそうなリアリティ。


言葉を必要としない、
とてもとても静謐でおだやかな世界。

多くを語るのは野暮というもの。


Steidlならではの上質な紙にインクの匂い、
丁寧な装丁もまさに芸術的。

素晴らしい。

Printed in Germany by Steidl / ドイツ製


Steidl
ISBN-13:-978-3958295506
20 x 25 cm
Softcover /
Condition / New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Berenice Abbott / Berenice Abbott / ベレニス・アボット
Berenice Abbott / Berenice Abbott / ベレニス・アボット

¥ 5,800

都会のノイズさえ聞こえてきそうな躍動感
まさにBest of Abbottな一冊


Berenice Abbott / Berenice Abbott


ベレニス・アボットは1898年生まれ。
1923年にパリに渡り、マン・レイのアシスタントとなります。

その後
大恐慌時代のアメリカへ帰国。

政府の失業対策プログラムの一環で
「変わりゆくニューヨーク」を写真に残すことに従事。

そして
これがアボットの代表作となります。


変貌していく街並みを
淡々と、クールに、無表情に切り取ったかのような
一見なんの変哲もなさそうに見える写真。

しかし
アボットの写真には不思議な躍動感があります。

都会のノイズやざわめきすら聞こえてきそうな距離感。
まるでそこに立っているかのようなリアリティがあります。


本書は
2012年にパリのジュードポーム国立美術館で開催された展覧会に
合わせて出版された、まさにBest of Abbottな一冊。

ニューヨークシリーズはもちろん
ポートレイトや後年の科学実験写真まで幅広く収録しています。


それにしても
後年の科学写真にまで感じられるこの臨場感は
なんなのでしょう?

「今、この瞬間に、ここ、で起きていること」
を愚直なまでに切り取ろうとした結果なのでしょうか?

写真が
「時間を切り取る芸術」であることを
改めて教えてくれる写真家のひとりです。


Hazan
ISBN-9780300182002
27.5 x 22 cm / 222pages
Softcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ソフトカバー

- 新品です

Toutes belles / Willly Ronis / ウィリー・ロニ
Toutes belles / Willly Ronis / ウィリー・ロニ

¥ 5,800

「すべてが美しい」
いつだって幸せになれるEvergreenな一冊


Toutes belles / Willly Ronis


フランスを代表する写真家のひとり、
ウィリー・ロニ。

とはいえ、
彼の名前を知らない人も多いはず。

なんて、
偉そうなことを書いている僕も
ロニを知ったのは結構あとのことだったりします。


不思議なほどに
日本での知名度がいまいちなロニですが、

本国フランスでは
ブレッソンやドアノーと並び評価されているほどの写真家です。


本書はそんなロニの作品集で、
少女から女性、そして老婆まで、と、
一冊通して女性の「美しさ」を謳った写真集。


ロニの作風は
非常に伝統的で実直な印象です。

同世代であり友人でもあった
ドアノーのスナップ的な手法と比較すると、
若干、古臭く感じられるかもしれません。

が、
構図や全体のバランスの絶妙さ、そして、
光と影が生み出す陽だまりのような心地よさは絶品です。

なんだか
自然と顔がほころんできちゃう感じ。
いつだって幸せになれちゃうこの感じ。

まさにEvergreen.
色褪せることのないポジティブの連鎖。

写真っていいなぁ、なんて
改めて感じさせてくれる写真家ですね。


ちなみにタイトルの「Toutes belles」は
「すべてが美しい」という意味。

粋だね。


※テキストはフランス語です


hoebeck
ISBN-9782905292490
32 x 23 cm / 92pages
Hardcover
Condition: New
French Edition

- 洋書です
- テキスト / フランス語
- ハードカバー

- 新品です

Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson / ポール・ストランド / アンリ・カルティエ・ブレッソン
Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson / ポール・ストランド / アンリ・カルティエ・ブレッソン

¥ 4,900

ひとりひとりにとって世界は違う
そんな当たり前で大切なこと


Mexique 1932-1934 / Paul Strand / Henri Cartier-Bresson


ポール・ストランドと
アンリ・カルティエ・ブレッソン。

いずれも20世紀を代表する写真家です。

実はこのふたり、偶然にも
ほぼ同じ時期にメキシコを訪れていたのです。

ストランドは32年から33年にかけて。
ブレッソンは34年です。


その時のふたりの作品を並列した展覧会が開催され
本書はそのカタログとして出版されたもの。

偉大な写真家の目線を同時に疑似体験できる
なんとも贅沢な一冊となっています。


まずは、
「対象への敬意」を美学とするストランド。

彼のポートレイトからは
その真摯でまっすぐな眼差しから生まれる
独特の深みと奥行きが感じられます。

そして
ぬくもりと生命感までも。

その圧倒的なリアリティを前に
心の中で対話が始まりそうです。


またランドスケープは
夢の中で見た景色のように神秘的。
神々しくさえあります。


何気ない風景や景色の中から
「世界」を見つけ出すその視線。

その鋭さと深みと正直さは
まさに「敬意」からこそ生まれるのでしょう。


一方、
日常からアートを生み出すことにかけては
天才的なひらめきを持つブレッソン。


画家のような視線で切り取る瞬間は
完璧にして絶妙。

そのなんとも愛らしくも魅力的な構図は
無駄がなくソリッドで、なのに、優美で繊細で純粋です。

一瞬にして世界をアートに捉えてしまうそのひらめきには
もう驚きを通り越してフェイクのようです。


自分を取り巻く世界に魅了され続け、
ユーモラスで機知に富んだ目線で切り取る決定的瞬間。

ああ
世の中ってこんなにも美しくて素晴らしいんだ。

ブレッソンの作品を観るたびに
心の扉が開いていくようです。


そんなふたりの
濃厚な世界観をぎゅっと凝縮した一冊。

見方によってこんなにも世界は変わるんだ。
そんな大切なことを教えてくれるようです。


Steidl
ISBN-978-3869304229
18 x 24cm 175pages
Text : French
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / フランス語
- ハードカバー

- 新品です

- 表紙の色合いに個体差があります(写真参照)
- 注文時に在庫のあるものから出荷します
- そのため、お客様の方で色を選択することはできません
- ご了承をお願いします

Scrapbook / Henri Cartier-Bresson / アンリ・カルティエ・ブレッソン
Scrapbook / Henri Cartier-Bresson / アンリ・カルティエ・ブレッソン

¥ 8,800

初期ベスト的に楽しめる
貴重なヴィンテージプリント


Scrapbook / Henri Cartier-Bresson


20世紀最大の写真家、
アンリ・カルティエ・ブレッソン。

第2次世界大戦中の1940年、
フランス軍に帯同していた彼は
ドイツ軍の捕虜となってしまいます。

が、なんと、果敢にも脱走を試み、
2度の失敗にもめげず、3回目にはまんまと成功し生還…

するのですが、

世間的には「ブレッソンは戦死した」との噂が広がっていて
その噂を聞きつけたニューヨーク近代美術館では
独自に追悼の展覧会を企画していたのでした。


そんな中、
ひょっこりと姿を現したブレッソン。
MOMAの回顧展の企画を知って大喜び(かわいい)

それまでの自身の全作品を見直し、
展覧会を自分で主催することに決めるのです。


そして、1946年、
スーツケースに300枚の写真を詰め込んで
いそいそとニューヨークを訪れたブレッソン。

その場でスクラップブックを購入し
作品を糊付けし、MOMAのキュレーターに手渡します。

本書はまさに
そのスクラップブックの復刻版です。


ブレッソンが自ら編集し手作業で作り上げた、
というだけでも貴重な一冊ですが、

30年代から40年代の初期作品で構成されている点も
見逃せません。


「決定的瞬間」の出版が52年ですから
ここにはその前の彼の目線が収められていることになります。

さらに興味深いのは
彼が自分の作品を「どう見せたい」と考えていたのか、
その思考が形になっていることです。

ブレッソンには世界がどう見えていて、
それをどうやって伝えたいと思っていたのか…


なんて、

そんな小難しいこと考えなくても
単なる「初期ベスト」として楽しむのも大いにアリ、な

楽しくも奥深い一冊。

ドイツ製 / Printed in Germany


Thames & Hudson
ISBN-9780500543337
33 x 28 cm 262pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander / リー・フリードランダー
Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander / リー・フリードランダー

¥ 3,800

華やかなお祭り騒ぎ
素顔の公民権運動


Prayer Pilgrimage for Freedom / Lee Friedlander


1950年代から60年代にかけては
Black Peopleによる公民権運動がとても活発だった時代でした。

そのピークは63年8月のワシントン大行進でしょう。
キング牧師の「I have a dream」であまりにも有名です。


そんな公民権運動のわりと初期にあたる1957年5月17日、
同じくワシントンで「自由のための祈りの巡礼」という
大規模な集会が開催されました。

キング牧師はもちろん、多くの思想家や指導者を始め、
マヘリア・ジャクソンやハリー・ベラフォンテなどのアーティストに
Black , White関係なく老若男女が集まりその数なんと約25000人!

この集会がキング牧師の地位を確固たるものにした、
とも言われているようです。


実はここに
一人の若き写真家が紛れ込んでいました。

彼の名はリー・フリードランダー。

まだ24歳の駆け出しだった彼は
幸運にもこの集会を撮影する機会を与えられたのです。


若きフリードランダーが切り取る参加者たちは
みな希望に満ち、誇り高く、生き生きと輝き、
そして、静かに興奮しています。

時代が大きく動いているこの瞬間に
その場に立ち会えることを楽しんでいるようにも見えます。

また、みんながみんなお洒落に着飾り、
なんとも華やかな雰囲気です。

かなり平和的な活動だったことが分かります。


さて、フリードランダーの写真ですが
後の作品と比較すると、そのスタイルはまったく違います。

が、
その好奇心丸出しといってもいいような
いたずら小僧のような茶目っ気のある視線は健在です。 

群衆の熱狂の中を、カメラを担いで
ちょこまかと動き回っている姿が想像できるようです。

そんな
初々しさとユーモラスな視点が、
シリアスな面ばかりで語られがちな公民権運動を
少し違った側面から覗かせてくれます。


リー・フリードランダーの貴重な初期作品としても
歴史的瞬間の疑似体験資料としても価値ある一冊。

Black Peopleの歴史や文化に興味のある方なら
さらに興味深く楽しめる内容です。

あ、ちなみに
キング牧師はあまり写ってませんのでご注意を。


Eakins Press
ISBN-9780871300713
22 x 24cm 88pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 洋書です

- ゆうパケットでのお届けです
- ゆうパケットは船便になるため、お届けまで一週間ほどかかる場合があります
- ご了承をお願いします

Sofort Bilder / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース
Sofort Bilder / Wim Wenders / ヴィム・ヴェンダース

¥ 5,800

写真で旅する「人生のロードトリップ」


Sofort Bilder / Wim Wenders


旅する映画監督、
ヴィム・ヴェンダース。

彼のポラロイド作品のみを展示した展覧会がヨーロッパで開催され、
そのカタログとして出版されたのが本書「Sofort Bilder」


おそらく、
ヴィム・ヴェンダースのポラロイド写真が
一冊にまとめられたのは初めてではないでしょうか?

ポラロイド独特の質感のためか、
はたまた、被写体の「生活感」のためか、
非常に生々しく、体温を感じる作品が最高です。

「Written in the West」などの乾いた質感とは違う、
ヴィム・ヴェンダースのアナザーサイドを覗いた気分。


1970年代から現在までの作品で構成された、
言わば「写真のノート」のようなもの。

これは彼の
「日常の記録」であり「旅の記録」であり、
また「記憶の記録」でもあり、
つまりは「人生の記録」なのでしょう。

非常にパーソナルでプライベートな感触です。
まさに「人生のロードトリップ」


ヴィム・ヴェンダースの頭の中を、記憶の中を彷徨い、
彼の人生を疑似体験しているような不思議な気分。


詩やエッセイのような
短い文章も添えられているためか
散文的でもあり、壮大な私小説のようでもあります。

そのためか、
写真から浮かび上がる物語が
イメージや言葉となって僕たちの心に残ります。


ヴィム・ヴェンダース自身が
「とても大切にしてきた」と言うだけあって

見れば見るほどに味わい深く、濃厚で濃密。
読後には心地よい余韻を残します。


人生の旅を写真で綴った最高の一冊。
ヴィム・ヴェンダースの写真集で一番好きかもしれない。



Schirmer Mosel
ISBN-9783829608169
30 x 25 cm 320 pages
Hardcover
Condition: New
Text: German

- 洋書です
- テキスト / ドイツ語
- ハードカバー

- 新品です

Stranger Passing / Joel Sternfeld / ジョエル・スタンフェルド
Stranger Passing / Joel Sternfeld / ジョエル・スタンフェルド

¥ 10,500

不思議で不気味で
シュールでリアル


Stranger Passing / Joel Sternfeld


2001年、
サンフランシスコ現代美術館で開催された
ジョエル・スタンフェルドの展覧会に合わせて制作された写真集の復刻版。

およそ15年以上にわたり
アメリカ全土を旅する中で出会った人々のポートレイトを収録した一冊。


スタンフェルドの処女作であり名作「American Prospects」と
対をなす作品集でもあります。

ですが
個人的には「American ~」よりも
こっちの方が好きです。

妄想が、より、膨らむのです。



1978年、
スタンフェルドは旅に出ることを決心します。

あのロバート・フランクのように
アメリカ全土を旅する中で「アメリカを捉えよう」と。

しかし
彼のヴィジョンはまったく独特でした。


旅する中で出会った
普通すぎるほど普通な人たちの普通の風景。

なのに、
そこには見るものを不安で
どことなく落ち着かない気分にさせる
独特のシュールさとある種の残酷さがあります。

なのに
そこには同時に
素朴な安心感とやさしくやわらかなリアルさもあります。


この相反するようなふたつの要素が生み出す
妙に説得力のあるストーリー性がクセになるのです。


ディテールまでリアリティがありながらも
どこか平坦にも感じる色彩。

そして
妙にドラマティックに完成された構図。

これらが作用しあって
独特の奥行きと現実味を生み出しています。


あたかも
自分がその風景の中に溶け込むような感覚。
その場の空気すら感じられそうなほどのリアリティ。

実際に写真の人物と対面しているのは自分であり、
ついさっき会話を交わしたのも自分…

そんな錯覚にも襲われます。


不思議で不気味で
シュールでリアル。

デビッド・リンチやシュルレアリスムなどにも通じる世界観、
といったら通じるでしょうか?


「Stranger Passing」
流れ者、よそ者、通りすがり。

Strangerとは彼らなのか?
それとも自分?

自分が彼らを見ているように
彼らも自分を見ているのでしょうか?

普通すぎるほど普通なのに
不思議で不気味でシュールでリアルな存在として…

ということは
自分は自分が思っているほど普通ではないのかもしれません。

というか、
「普通」とはなんでしょう?

正常とは?
不気味とは?
ストレンジャーとは?


見れば見るほど不思議な感覚に陥っていく、
どこまでも奥行きのある一冊です。


Steidl
ISBN-978-3869304991
35 x 30 cm
Hardcover

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Uncommon Places / Stephen Shore / スティーブン・ショア
Uncommon Places / Stephen Shore / スティーブン・ショア

¥ 13,800

忘れ去られたアメリカの素顔を探して


Uncommon Places / Stephen Shore


さてみなさん、
ロードトリップは好きですか?

僕は大好きです。

大好きですが、
実際に行動するのは億劫なので
もっぱらバーチャルで欲望を満たすインドアな日々です。


そんな僕にとって最高の一冊。
極上のロードトリップが味わえる珠玉の写真集。

「Uncommon Places」

1982年に発売された
スティーブン・ショアの代表作にして名作です。



1970年代、20代のショアが
アメリカ各地を旅した時の作品をまとめたもの。

なので、発売は82年ですが
写真はすべて70年代のものです。


この70年代というのがまた絶妙で、
一冊を通して流れるのんびりとした空気感が最高です。

60年代や80年代では
この雰囲気は出なかったんじゃないかなーと思います。



Uncommon Places=特別な場所、
とはいうものの、

そこには特別なものなど何もなく、
ただただ「普通の光景」が広がっています。


なんというか、本当に「普通」

のっぺりと無表情に
「ただそこにあるだけ」の風景。

ありふれた光景、普通の場所、日常の風景。


誰の目にも写っていながら
誰の記憶にも残っていないような。

誰もが忘れていて
誰もが見落としているような。


アメリカの原風景、というか
「忘れ去られたアメリカの素顔」のようにも見えてきます。



ありふれた場所こそ、Uncommon Places
これはどういう意味なのでしょう?

でも、たしかに、
フト目にした何気ない風景に心を動かされることって
ありますよね。


探すと見つからないんだけど、
変な拍子に突然見つかるような。

そんな
忘れ物のような風景。
フト見せる素顔のような光景。


特別なものは何も特別ではなく
日常の中にこそ非日常が潜んでいる

と、
僕は勝手に解釈しています。




でも、だとすると、
「旅」ってなんなんでしょうね?


日常を離れてまた日常を覗きに行く…
そんな矛盾した行為が旅なのかもしれません。


日常の中で見えなくなってしまった
忘れ物を探しに行く、

とか言ったら
かっこつけすぎですかね。


Thames & Hudson Ltd / Revised and expanded版
ISBN - 978-0500544457
33.5 x 2.5 x 27 cm
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

William Eggleston / William Eggleston's Guide / ウィリアム・エグルストン
William Eggleston / William Eggleston's Guide / ウィリアム・エグルストン

¥ 6,900

行ったことも見たこともないのに
なぜか懐かしい原風景


William Eggleston / William Eggleston's Guide


【まずはブログを読んでください】
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/10/11/125515



ウィリアム・エグルストン。
カラー写真のパイオニアとしてあまりにも有名ですね。


1976年、当時ほとんど無名だったにも関わらず、
MoMAにて「史上初の」「カラー写真による展覧会」を開催。

「白黒写真こそ芸術」という古くも強い固定観念があった時代に
「カラー写真」は様々な論争を巻き起こします。


が、しかし、
その後「カラー写真」は
「ニューカラー」という大きなムーブメントを引き起こしていきます。

おそらく、ですが
徐々に徐々に、若者たちの支持を集めていったんじゃないかなー、と思います。

なんだかロックが市民権を得ていく過程と似ていますね。


その「ニューカラー」のきっかけともなったのが
同じく76年に出版された本書「William Eggleston's Guide」

まさに
写真界に「狼煙を上げた一冊」と言ってもいいでしょう。


Museum of Modern Ar
Text : English
ISBN-978-0870703782
24 x 23.5 cm
Hardcover
Condition : New

- 新品です

Saul Leiter / Early Color / ソール・ライター
Saul Leiter / Early Color / ソール・ライター

SOLD OUT

¥ 6,900

ソール・ライター。
もう、名前からして詩的だ。


Saul Leiter / Early Color


【まずはブログを読んでください】
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/09/28/105604


ライターは1946年にニューヨークへと移り住みますが、
もともとは画家志望でした。

その後、
写真の可能性に触発され、
写真家としての才能を開花させるのですが、
並行して、絵も描き続けていたそうです。


だから、なのか、
彼の作品には独特の色彩感覚と抽象的な構図があります。

それがなんとも絵画的であり、
一種の「空白」を感じ、穏やかな余韻を残します。


いわゆる「ニューカラー」と呼ばれるムーブメントよりも前、
1950年代に撮影されたカラー写真なのですが、

確かにこれは
「色」がなければ完成しないアートだな、と思います。


そして僕は、ライターの作品に
とても日本的な何か、を感じてしまいます。


そこはかとなく漂う
孤独や情緒や悲哀のようなもの。

都会を行き交う人々に対する静かな眼差しには
諸行無常のようなものすら感じてしまいます。

とても詩的で、とても静謐な世界。

作品につけられたシンプルなタイトルすら、
なんだか俳句のように思えてきたりします。



本書はドイツのSteidlにより出版された写真集で、
ソール・ライターの初期のカラー写真を収めた一冊。

もちろん
Printed in Germany

高い紙質と丁寧な装丁はさすが。
自分の本棚に立てかけることを考えるだけでワクワクします。


曇りの日や、雨のしとしと降る日などにそっと開いて、
いつまでも浸っていたくなる珠玉の一冊です


Steidl
Text : English
ISBN-978-3865211392
20.5 x 2.5 x 20.8
Hardcover
Condition : New

- New / 新品です
- 第8版

Robert Frank / The Americans / ロバート・フランク
Robert Frank / The Americans / ロバート・フランク

SOLD OUT

¥ 5,900

「ロバート・フランク…R.I.P…」


Robert Frank / The Americans


【まずはブログを読んでください】
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/10/08/091938


ロバート・フランクはスイス生まれ。
1947年、23歳のときにアメリカへと移住します。

そして
1955年から56年にかけて、旅をしながらアメリカを撮影。
その時の作品をまとめたのが「The Americans」です。


50年代というと
アメリカは高度経済成長の真っ只中、なはずですが、

彼の作品には
不思議なほどの無力感と倦怠感が漂っています。


かといって
経済成長による格差の拡大や人種差別などの
政治的なテーマがあるわけではなく、
(少なくとも僕には感じられないのですが)

ただ淡々と、そして、嬉々として、
目の前にあるアメリカの日常を切り取っているように思えます。


僕がこの「The Americans」を好きな理由も、そこにあります。

あたかも自分が
アメリカの街をふらふらと歩きながら
人々の日常を目にしているかのような気分に浸ることができます。

テーマやコンセプトなどなく
ただ、旅人として、異邦人として、
おもしろいもの、珍しいものに対してシャッターを切る。

そんな、嘘偽りのない正直な写真集。
これが、意外と少ないんですよね。


結果的に
ロバート・フランクはそれを超高次元で結実させ、
「The Americans」は歴史に残る名作となるわけですが

僕にとっては
若かりし頃に初めて手に取ったときと同じように、

あの「憧れのアメリカ」を旅することのできる
最高の一冊なのです。


Steidl
Text : English
ISBN- 978-3865215840
19 x 21.5 cm

Condition : New

Walker Evans / American Photographs / ウォーカー・エバンス / ウォーカー・エヴァンズ
Walker Evans / American Photographs / ウォーカー・エバンス / ウォーカー・エヴァンズ

¥ 6,900

アメリカを(写真集で)旅するなら
避けては通れないマスターピース。


Walker Evans / American Photographs


【まずはブログを読んでください】
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/10/13/180610


ロバート・フランクやリー・フリードランダーなど
当店の定番写真家にも大きな影響を与えたウォーカー・エバンス。

1938年(!)に刊行された本書「 American Photographs 」は
そんなエバンスの代表作であると同時に、アメリカ写真界最重要写真集のひとつ。


「写真集で旅する」がコンセプトであり、
店主の個人的な好みで「アメリカ」が多めの当店としては
避けては通ることのできない一冊でもあります。


クールかつドライでありながらも
しっかりとアーティスティックな彼のスタイル、

そして、それらの作品を
「物語性を込めて」一冊にまとめた写真集として発行したことは

当時はとても革命的であり、
また、ドキュメンタリー写真の先駆けとしても評価されました。


そんなウンチクを抜きにしても
エバンスのおかげで僕たちは1930年代のアメリカを「旅」できる訳です。

大恐慌時代の暗く陰鬱なアメリカ。
この本にはそんな「どんよりした空気」が詰まっています。


しかし、
そんな中でもひたむきに生きる人達がいて、

エバンスは彼らの生活や表情を
誇張せず演出せず、クールに切り取っています。


そして第二部には
家や建物など、当時の風景が収められています。

これらの「建築物」を見ているだけでも
当時の雰囲気が伝わってくるようで、
なんど見返しても飽きることがありません。


「これぞまさにアメリカ」
永久不滅のマスターピースです。



Museum of Modern Art
Text : English
ISBN-978-0870708350
23.5 x 20 cm
Hardcover
condition : New

- 新品です

Louis Faurer / ルイス・フォア
Louis Faurer / ルイス・フォア

¥ 4,800

「速すぎた」
ストリートフォトグラフィーのパイオニア


Louis Faurer by Steidl


歩く速度が速すぎて時代が追いつかず、
結果として過小評価されてしまう、というのはよくある話。
アートの世界では特に、です。

そして
ルイス・フォアもそのひとり。


ロバート・フランクやウィリアム・クラインよりも前から
ストリートフォトグラフィーに取り組んでいたフォア。

しかも、彼らよりも10年以上も前に!

といえば、その「速さ」が伝わるでしょうか。


フォアは1916年フィラデルフィア生まれ。
1947年にNYに移り住み、そこで、そのロバート・フランクと意気投合。

彼らは暗室を共有するほどの仲となり
友人として、また、良きライバルとして切磋琢磨していきます。

時にフォア31歳、フランク23歳。


すでにストリートフォトグラフィーに取り組んでいたフォアから
フランクは多くのものを学び、盗み、そして、その結果として、
ストリートフォトの発芽である「The Americans」を完成させるのです。


その「The Americans」の作品でさえ、
55年~56年頃に撮影されたものです。

それに対して
本書に収められたフォアの作品は
なんと1937年から50年代初頭です。

1937年!です。
にわかには信じられません。

フォアがいかに「速かった」のか。
いかに時代を先取りしていたのか。

時代が追いつけなかったとしても不思議ではありません。


本書にはそんな
「速すぎた」フォアのストリートフォトグラフィーの傑作を多数収録。

30年代や40年代という時代を考えれば
相当な技術やセンスがなければ
このような写真は撮れないはずです。

が、
フォアの作品からは
テクニックやわざとらしさ、というようなものは
いっさい感じられません。

とても落ち着いていて正直で、
まっすぐにストリートと向き合っている印象です。


ロバート・フランクが映画的、
ウォーカー・エバンスが文学的、だとすると

ルイス・フォアは音楽的、です。

ひとつひとつの場面からBGMが聴こえてくるような…
僕にはそんな気がしてきます。


とても丁寧で被写体に対する愛情を感じる写真。

Steidlの装丁も、落ち着いたグリーンの色合いも
フォアの雰囲気ととてもよく似合っています。


「速すぎた」が故に時代が追いつけず、
孤独の中でも独自の美学を貫いたフォア。

その美学の矢は
時空を超えて僕たちの心に突き刺さってきます。



Steidl
ISBN-9783958292413
23 x 17cm 208pages
Hardcover
Condition: New
Text: French

- 洋書です
- テキスト / フランス語
- ハードカバー

- 新品です

Harry Gruyaert / ハリー・グリエール
Harry Gruyaert / ハリー・グリエール

SOLD OUT

¥ 9,800

ドギツイ色彩と妖しい官能性
日常という異界への秘密の扉


Harry Gruyaert


ハリー・グリエールはベルギー出身。

スティーブン・ショアやウィリアム・エグルストンなどと並び、
60年代から活動する、いわゆるヨーロッパカラーのパイオニアのひとりです。


が、
彼の作品は
ショアやエグルストンとはまったく感触が違います。

日常の何気ない風景を撮しているにも関わらず、
そこにはなんとも異質な空間が生まれています。


力強い…というよりも、ドギツイ色彩。
奇跡的な…というよりも、浮世離れした構図。

それは
フト覗いてしまった
日常の中の異界のような風景。

それは
いつか見て
断片的に覚えている夢のような瞬間。


じっくり鑑賞していると
現実と夢との境目が消えていくような
なんとも言えない不安な気持ちになってきます。


シュルレアリスムのような超現実的世界。
乱歩の小説のような不可思議な幻想世界。

僕にはそう感じられてなりません。


一枚の写真から溢れるストーリー性も強い…
というか、濃い。

そのため
物語の一部分を一瞬だけ映像化したようにも思えてきます。


乱歩は言いました。
「うつし世は夢。夜の夢こそまこと」と。

しかし本当はやっぱり
「うつし世こそ夢」なのかもしれません。


ハリー・グリエール。

「日常という異界」への
秘密の扉を開ける一冊です。


Printed in Italy / イタリア製

Thames & Hudson
ISBN-978-0500544488
30 x 28 cm
Hardcover

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Fred Herzog / Modern Color / フレッド・ヘルツォーク / モダンカラー
Fred Herzog / Modern Color / フレッド・ヘルツォーク / モダンカラー

¥ 9,800

異邦人が憧れ
異邦人が夢見たアメリカ


Fred Herzog / Modern Color


憧れのアメリカ。
古き良きアメリカ。

開放的で妙に人懐っこく、リッチでクールでゴージャス。
とことん華やかで、でも、ほんのり漂う危険な香り。

そんな、50年代60年代のアメリカを旅できる最高の一冊、
フレッド・ヘルツォークの「Modern Color」


フレッド・ヘルツォークは1930年ドイツ生まれ。

1953年、
23歳のときにカナダのバンクーバーへと移住します。

そして、医療関係の写真撮影の仕事をしながら、
趣味として独学でカラー写真を撮り始めます。


ここには
「異邦人が夢見たアメリカ」がぎっしり詰まっています。

Printed in Germany / ドイツ製


さらに詳しくはブログをご覧ください
→https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/11/25/192116


Hatje Cantz Verlag Gmbh
ISBN - 978-3-7757-4181-1
Hardcover
28 x 28cm

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Nuggets / Tom Haller / トム・ハラー
Nuggets / Tom Haller / トム・ハラー

SOLD OUT

¥ 3,900

地平線の彼方に眠る
まだ見ぬアメリカ


Nuggets / Tom Haller


トム・ハラーはスイスの写真家。
そして、アメリカを旅することなんと30年以上。

その道中に切り取られた
まさにアメリカンなランドスケープの数々。


壮大な大自然に
道、ガソリンスタンド、モーテル、廃車など

確かにこれは「まさにアメリカ」な風景なのですが
なんだかちょっと、異質な感触です。


異邦人が写したアメリカというと
ヴィム・ヴェンダースやフレッド・ヘルツォークなどが
思い浮かびますが

彼らの写真からは「憧れ」や「興奮」のようなものが
滲み出ているのに対し、

トム・ハラーのそれは
あまりにも淡々として、ときに殺伐としています。


アメリカとはなんなのか?
本当のアメリカとはどこにあるのか?

そんな強い探究心を感じます。
あと、ヒリヒリした焦燥感も。


目の前の景色の向こうにこそ、
そして、この地平線の彼方にこそ、

真のアメリカがあるのではないのか?
ここではないどこかに眠るアメリカが。


それを探すために
30年以上にも渡ってアメリカを旅し続けている…

僕にはそんなふうに思えました。


アメリカ人の写すアメリカも最高ですが

異邦人が見るアメリカも
それと同様に興味深いですね。


Scheidegger Und Spiess Ag Verlag
ISBN-978-3858816023
28 x 22 cm
Hardcover

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です

Chewing Gum and Chocolate / Shomei Tomatsu / チューインガムとチョコレート / 東松照明
Chewing Gum and Chocolate / Shomei Tomatsu / チューインガムとチョコレート / 東松照明

¥ 5,800

小難しい話は必要ない
何かが体の中を突き抜けていく


Chewing Gum and Chocolate / Shomei Tomatsu
チューインガムとチョコレート / 東松照明


いやはやなんとも。
ただただひたすらに強烈にかっこ良い写真集である。


全体に張る緊張感とスピーディな疾走感。
ザラザラとノイジーでヘヴィな破壊力。
不穏でドロドロとした欲望とダークネス。

50年代60年代に生まれながらも未だに新しく、
人々の心を突き動かし続ける衝動に満ちている。

まるでロックンロールのように。


東松照明も
59年から日本全国の米軍基地の撮影を始め
69年には米軍統治下の沖縄に降り立つ。

1930年に生まれた東松は
終戦後、全国に米軍基地が建ち並ぶ様子を見て育った。

そして、基地と進駐軍を中心点として
急速にアメリカナイズしていく日本を肌で感じていた。


東松の作品は
その急激なスピードに乗り遅れまいと
目の前の状況を、本質を、事実を、
ただただひたすらに追い求めているかのように見える。

言わば、初期衝動。
そのピュアな初期衝動に突き動かされるままに生まれてきた作品なのだろうと感じる。


だから、なのだろう。
まったく古さを感じないのだ。

むしろ新鮮で新しくさえある。
戦争、戦後、アメリカナイズというものが
まさに現在進行系なリアリティをもって迫ってくる。


そして、
タイトルにこそ、
「チューインガムとチョコレート」と
かなり強烈な皮肉を込めてはいるものの、

そこには基地やアメリカナイズの是非を問うような
小難しい思想などは感じられない。

だからこそ本質と事実に向き合えるのだろう。
自然と作品が身体の中を通り過ぎてゆく。


基地問題は今、
厄介な腫れ物のような問題として沖縄に取り残されている。

しかし、
本来の「問題」はそこにはないはずだ。

問題の本質に、事実に、正直に向き合うために
東松照明の視線は今でも刺激的だ。


しかし、
エルヴィス・プレスリーを聴くのに
黒人差別や奴隷制度を持ち出す必要はない。

同じように、
まずは東松照明のピュアな初期衝動に身を任せ
体の中を作品が突き抜けていく感覚を楽しめばいい。

どうせ、答えなんてないのだ。



KEHRER
ISBN-9783868284980
30 X 25cm 224pages
Hardcover
Condition: New

- 洋書 / ドイツ版
- テキスト / ドイツ語

- 新品です

Lee Friedlander / In the Picture: Self-Portraits 1958-2011 / リー・フリードランダー
Lee Friedlander / In the Picture: Self-Portraits 1958-2011 / リー・フリードランダー

SOLD OUT

¥ 5,500

難しいことは「分かってる」
分かっているから「遊ぶ」んだ


Lee Friedlander / In the Picture: Self-Portraits 1958-2011


まずはブログを読んでください→
https://justaddbooks.thebase.in/blog/2019/10/25/103949


- - - - - - - - - -


アメリカを、いや、20世紀後半を代表する偉大な写真家
リー・フリードランダー。

シンプルで分かりやすく
ギミックを感じさせない写真はとてもアメリカらしく、
おおらかでポジティブな空気感がある。

そんなフリードランダーが「自分」撮り続けること
なんと、圧巻の53年間。

1958年から2011年までのセルフポートレートを集めた一冊。
まさに「人生とは旅である」 と実感。

- - - - - - - - - -

鏡に映った自分。
物陰から覗く自分。
影で存在を匂わせる自分。

若いときの自分。
付き合ったばかりの自分。
結婚した自分。
家族の中の自分。

あの時の自分。
あの場所の自分。

ここまで来た自分。
ここから進んでいく自分。

色んな自分。
全部自分。

- - - - - - - - - -

とても分かりやすくシンプル。
読後感もあくまでもポジティブ。

これこそリー・フリードランダーの魅力だと思います。


Yale University Press isbn-9780300177299
380pages 22.3X24.8cm Hardcover
Condition: New

- 新品です

Love on the Left Bank / Ed Van Der Elsken / セーヌ左岸の恋 / エド・ファン・デル・エルスケン
Love on the Left Bank / Ed Van Der Elsken / セーヌ左岸の恋 / エド・ファン・デル・エルスケン

SOLD OUT

¥ 5,800

退廃的な
あまりにも退廃的な


Love on the Left Bank / Ed Van Der Elsken


「傷だらけの鏡に写った、自分を見つめる女性」
表紙のこの写真であまりにも有名な一冊。


退廃的な絶望感とニヒルな視線…
ほのかに香る艶っぽい官能性…


この一枚が本書の内容をすべてを伝えている、
といっても過言ではないと思います。



本書はオランダの写真家、
エド・ファン・デル・エルスケンの1st写真集であり傑作。

50年代のパリで青春時代を過ごしたエレスケン。

彼は
当時の若者達を撮影した写真を再構成することで
架空の物語を紡ぎ出しました。

それが本書「Love on the Left Bank / セーヌ左岸の恋」です。


しかし、ここにあるのは
とても架空とは思えないほどのリアリティと臨場感。


退廃的な
あまりにも退廃的な
なげやりでやけっぱちで絶望的な
ニヒルな視線をした若者たち。

その中でひと際輝く、一輪の花のような
コケティッシュで憎らしいほど魅力的な主人公のアン。


いつの間にか
本物の映画を観ているかのような錯覚に襲われます。

同じように怒れる若者として彼らとつるんでいたエレスケンだからこその
リアルな空気感の賜物でしょう。


それにしても
フランス人が醸し出す退廃感は強烈です。

夜のパリとモノクロの世界が合わさって
底しれぬ深い闇の中をどこまでも落ちていくような感覚です。


この世界観を表した一枚の写真、

アンの退廃的な絶望感とニヒルな視線…
ほのかに香る艶っぽい官能性…

この表紙に惹かれたのであれば
そのまま一気に飛び込んでいくことをおすすめします。


Printed in Italy / イタリア製


Dewi Lewis Pub
ISBN-978-1899235223
20 x 27 cm
Hardcover
Condition : New

- 洋書です
- テキスト / 英語
- ハードカバー

- 新品です